脳、神経の主な病気一覧
- 重症筋無力症(じゅうしょうきんむりょくしょう)/
- 脳からの命令が筋肉運動として伝達されない病気です。初期にもっともおかされやすい部位は目で、まぶたが下がり、眼球がよく動かず、ものが二重に見えたりします。このような目だけの筋無力症もあります。
- 多発性筋炎(たはつせいきんえん)/
- 脱力のはか、筋の萎縮、痛み、皮膚の変化、関節のはれと痛み、囁下困難、筋のつっぱりなど、いろいろの症状がでてきます。まず筋力が低下し、急性または慢性の経過をたどります。ふつうは体幹に近い万の筋肉から先におかされます。年齢的には、30代から60代に多くみられます。
- 周期性四肢麻痺(しゅききせいししまひ)/
- 男子に多く発生し、おもに手足の筋の脱力や運動不能の状態を生ずる病気です。ふだんはまったく異常のない人が、夜間または眠りからさめたとき、手足の筋肉やからだ全体の強い脱力のため、起きられなくなります。
- 筋強直症(きんきょうちょくしょう)/
- 筋肉が局所的または全身的にかたくつっぱる状態をいいます。筋肉に力を入れると収縮したまま、なかなかもとにもどりません。目をつぶると、あけるまでに時間がかかり、手を握れば、開くのに時間がかかります。
- 進行性筋ジストロフィー症(しんこうせいきんジストロフィーしょう)/
- 男児に発症しやすい傾向がります。先天的または後天的に筋肉を萎縮させる病気で、つねに進行性です。小児期にすでに筋萎縮がはじまるものや、青年期以後に発症するものがあります。
- 顔面けいれん/
- 中年以後の女性に多くみられるようで、精神的緊張や疲労によって発作頻度は増加します。まれに顔面 神経が、できものや硬化した動脈などによって圧迫されたときにおこることもあります。
- 顔面神経麻痺(がんめんしんけいまひ)/
- 顔面神経の病気で顔の片側の筋肉が麻痺して顔がゆがんできます。日常よくみられるのは、特発性といわれる原因不明の片側におこるものです。扇風機をかけたまま居眠りしたり、乗物の窓から強い風が顔の片側にあたったあとなど、寒冷が関係していることがあります。
- 坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)/
- 腰痛がおこり、ときには下腿や足までにおよぶことがあります。痛みは刺すような、やけるような激痛で、 くしゃみやせきで増強します。坐骨神経を伸展させるような運動はすべて激痛を誘発します。
- 脊髄空洞症(せきずいくうどうしょう)/
- 脊髄の中心管閉鎖により、空洞壁の細胞の増殖や、空洞周囲の灰白質が圧迫されて障害をおこす病気です。特徴としては、上肢に徐々に筋肉の萎縮と脱力がおこり、感覚の障害がおこります。そして、手指の冷え、チアノーゼ、爪の変形、関節の変形があることなどがおこります。
- 脊髄虚血(せきずいきょけつ)/
- 脊髄の血行が少なくなると、軽度の場合には、慢性の下肢障害、あるいは歩行をつづけると症状が悪化して歩けないようになり、休息すると軽快するかたちで現われます。
- 脊髄炎(せきずいえん)/
- おかされた脊髄から下の下半身がすべて麻痺をおこします。発症して数時間、または1〜2日で症状は最高度に達し、ふつう早期には、発熱、頭痛、四肢の痛みがおこり、ついで下肢の運動麻痺、下半身の感覚障害、膀胱や直腸の障害をおこします。重症のときには、四肢の完全麻痺をきたします。
- 筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)/
- 筋肉の運動を支配する神経系が、系統的に変性し、骨格筋の萎縮と球麻痺が進行する病気です。指の筋肉の脱力、萎縮からはじまることが多く、ついで筋肉の萎縮は休部にひろがり、両足麻痺による歩行障害がおこります。多くは発病後数年以内に死亡します。
- 脊髄小脳変性症(せきずいしょうのうへんせいしょう)/
- この病気は、小脳の神経細胞や組織が傷害され、萎縮してくる病気で、多くの場合、脊髄にも変性がみられるので、一般には脊髄小脳変性症といわれます。小脳、脊髄以外の神経系の変性をともなうこともあります。
- てんかん/
- 一般に、てんかんの家系にはてんかんの出現頻度が大きいといわれています。突然意識を喪失し、転倒し、歯をくいしばり、上肢を曲げ、下肢を伸ばし、全身をこわばらせます。
- 急性散在性脳脊髄炎(きゅうせいさんざいせいのうせきずいえん)/
- 潜伏期は1〜2週間です。症状は多発性硬化症とはとんど区別がつきませんが、発症前に発熱などがあり、はしか、帯状庖疹、風疹、水痘などのの感染症があったとか、予防接種を行なったものでは、この病 気の可能性が高いといえます。
- 多発性硬化症(たはつせいこうかしょう)/
- 北欧、北米に多く、日本では少ない病気のようです。中枢神経系のあちこちに多発するので症状は多彩です。目が見えにくい、ものが二重に見える、手足のしびれ、四肢の脱力・麻痺、大・小便がよくでない、または失禁するなどが、よくみられる症状です。
- ウイルソン病/
- 10〜25歳くらいの青壮年期に発症します。遺伝性の病気で、飼やアミノ酸の代謝に異常がおこります。 症状は、腕を伸ばした位置で、手または指がはばたくような形でふるえがおこります。
- パーキンソン病/
- 症状としては、四肢のふるえ、筋肉のこわばり、動作ののろさです。パーキンソン病は、これらの症状のうち、多くは片側の手、または足のふるえではじまります。ふるえは安静にしているときにみられるのが特徴で、緊張すると強くなり、睡眠中にはおこりませんません。
- 脳性麻痺(のうせいまひ)
- 脳性麻痺は、脳の発育期間中におこった脳の障害によって運動障害をきたした状態をいいます。麻痺は、両側の上下肢、両下肢、半身上下肢、片側の上肢か下肢のみの場合などさまざまですが、それらのうち、両側の上下肢が麻痺しているものなど、特有な姿勢をとるものもあります。
- 水頭症(すいとうしょう)/
- 頭蓋脛に、多量の髄液がたまった状態で、特殊な場合を除いては、頭蓋脛の内圧は上昇します。新生児や乳児では頭部が拡大し、多くは知能の発育がおくれます。
- 脳梅毒(のうばいとく)/
- 脳梅毒には、髄膜が広くおかされて髄膜炎の症状を示す型、髄膜の一部に病巣をつくり、脳腫瘍の症状を示す型、さらに脳血管をおかし脳血栓と同じような症状を示す型があります。
- 髄膜炎(ずいまくえん)/
- 髄膜炎の症状は、さまざまですが、頭痛はもっとも早期にみられます。頭痛の程度は、一般に化膿性髄膜炎でもっとも強く、ウイルス性髄膜炎などの非細菌性髄膜炎では軽度です。